■滞在の流れ
滞在期間の目安は1ヶ月~3ヶ月です。
■滞在時のサポート内容
<サポーター制/家族との連携>
ファミリーのメンバーからサポーターがつき、同室で生活します。常にメンバーからのサポートを受けることができます。安心の24時間サポートシステムが整っています。
ケア滞在中に家族と連絡を取ったり、可能な方につき面談の同席もしていただきます。当事者のみのケアだけでなく、家族間の関係も含め改善を図っていくことで、より効果的にプログラムを進めることができます。
<面談(カウンセリング)/日記>
滞在前、プログラムスタート時、その後1週間毎に面談を行い、プログラムの進行を決定していきます。<滞在に慣れて日記を書くことが可能な状態になってから、日記を書いていただきます。ケア担当者が毎回コメントをつけていきます。
<生活/大人会議>
滞在中の日常生活については、メイン・サポーターがケアの状況に応じた助言を行います。多くの場合、最初の一週間は特に課題を設定せずに、自由に過ごします。その後は、日中は農作業や家事を手伝ったり、日記を書いたり面談を振り返ったりして過ごし、夜は大人ミーティングに出席する、といった日常を過ごします。
ファミリーでは、毎晩大人全員が集まる「大人ミーティング」を開催しています。ミーティングではコミュニティとしての運営事項を討議すると同時に、互いの内面を率直にシェアしあうことで調和的な場づくりを行うことを重視しており、ケア滞在者もその場で発言することができます。自分の考えを整理して正直に伝え、周囲からのコメントを受け入れる訓練を積むことで、バランスの取れたコミュニケーションや自己分析のスキルを向上させることができます。
<卒業/卒業後の進路>
基本的には滞在中に100%の改善を目指すのではなく、70%くらいの改善(ケア担当者の判断)を持って終了とし、元の生活の現場で実践を通してさらなる改善を図っていきます。滞在の終了は「卒業」と呼ばれ、新たな人生の旅立ちを祝う 「卒業コンサート」が行われます。
卒業後は、元の学校や職場に戻って社会復帰する方もいれば、ここに引き続き滞在する方もいらっしゃいます。その場合、長期滞在者としてさらに心身の安定を図っていくケースや、ヘルパー滞在をしながら将来の展望を模索していくケース、また今後の社会復帰トレーニングを兼ねて外勤しながら滞在費のための収入を確保し、木の花の生活の中で学びを深めていく方もいます。
<社会復帰トレーニング>
職業訓練の一環として、ファミリー内の色々な作業現場で作業体験ができます。卒業後は面談やメールでの相談に応じます。また、その後も滞在を続けたり、定期的にファミリーを訪問することで、学びをさらに深めていく人も数多くいます。一定期間、ファミリーと家族同然の暮らしを送ることでメンバーとの強い絆が結ばれ、再び訪問するときには皆から「お帰りなさい」と笑顔で迎えられます。「第二の実家ができたよう」「いつでも相談できる場所ができて心強い」といった感想が寄せられています。
■持ち物
・保険証、洗面道具、下着、寝巻を含めた衣服(洗濯も可能です)
・農作業用の長袖、長ズボン、靴下
・サンダル(移動する際に便利です)、室内用スリッパ
■Q&A
<携帯電話は使えますか?>
携帯会社や場所によって電波状況が異なりますが、基本的には敷地内ではSoftBank、Docomo、auの利用が可能です。
<インターネットは利用できますか?>
建物内は、無線LANによるインターネット接続ができます。無線LAN接続機能を持っているコンピュータであれば、インターネット接続ができます。
<お風呂について教えて下さい>
複数人で入る浴場が1つ、一般家庭サイズのお風呂が複数あり、男湯女湯に分かれています。入浴時間は基本的には16:00から19:00となっています。
<バスタオル、歯ブラシ等はありますか?>
タオルや洗面用具、浴衣などのアメニティ類はこちらでご用意しておりません。各自でご持参ください。ドライヤーは男湯・女湯に各1台ずつございます。
■費用
滞在にかかる実費(1日3,240円:宿泊費、食費、施設使用料、洗濯代等を含む)が必要です。
面談やサポーターなど、ケアに関連する活動はボランティアで提供しており、一切無償です。
なお、滞在期間には個人差がありますが、目安としては1ヶ月から3ヶ月です。
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