2013年度の構成労働省のデータによると、日本には95万人のうつ病患者と71万人の統合失調症患者を含めた320万人もの人が精神疾患により医療機関にかかっています。そして、現代医療の現場においては、精神疾患の慢性化・長期化や、投薬だけに頼らざるをえない医療の現状が社会的な問題になっているのです。
このような社会問題を受け、NPO法人ぐりーんぐらすでは木の花ファミリーと連携し、心身の病等の問題を抱えた方の健康を取り戻す自然療法プログラムを提供しています。
また、木の花ファミリーとは、富士山の麓で赤ちゃんからお年寄りまで100人近い人々が、互いを助け合いながら自然と調和して生きる、21世紀の暮らしを実践するコミュニティです。そこで生まれる人々の絆は、心身を癒す大きな力を持っています。
NPO法人ぐりーんぐらすでは、心の病気(うつ病、統合失調症)、依存症(薬物、アルコール、ニコチン)、引きこもりや不登校、生活習慣病といった問題を抱えた方の滞在を受け入れ、自然に沿った暮らしの中で健康を取り戻していくお手伝いをする滞在型の「自然療法プログラム」を提供しています。2013年度の厚生労働省のデータによると、日本には95万人のうつ病患者と71万人の統合失調症患者を含めた320万もの人が精神疾患より医療機関にかかっています。また、生活習慣病にいたっては、日本の国民病と言われるほど蔓延しています。そして、現代医療の現場においては、精神疾患の慢性化・長期化や、投薬だけに頼らざるをえない医療の現状が社会的な問題になっているのです。ファミリーに相談に訪れる方々の中でも、症状の改善の見込みなく10年、20年に渡る治療を続け、一日20錠、30錠もの服薬をしているケースは決して珍しくありません。
そういった中で、ぐりーんぐらすの「自然療法プログラム」では、こうした症状を短期間で大きく改善し、社会復帰を遂げたケースを数多く経験しており、現代医療の現場からも注目されつつあります。
■自然療法プログラムの3つの柱
<生命力豊かで自然な食生活>
ファミリーではほぼすべての食材を自らの手で、自然に即した方法(天然循環法)で作っています。生命力あふれる食材は、まさに薬となって心身に働きます。玄米菜食を中心にローフード(生菜食)や西式甲田療法(断食・半断食療法)など酵素食による食養健康法も取り入れています。生命力豊かで健全な食生活は、アトピー等の病的体質の改善のみならず、情緒の安定を促し、心の病にもたいへん有効性が高いものだと考えています。
<規則正しい生活リズム>
農作業をしながら自然の中で生活することで、体は自然の気を取り入れて「元の気」を取り戻し、体の奥にある自然治癒力が呼びさまされて「元気」になっていきます。農業を中心としたファミリーの生活で、昼間の明るい時間に労働し、決まった時間に食事を摂り、一日の終わりにその日にあった出来事を振り返る規則正しい生活リズムを刻むことで、誰でも無理なく心身のリズムを整えることができます。
→一日の過ごし方例
<病の原因となった心のあり方を落ち着いて見つめ、改められる手助けをする>
ケアを受ける人が病気の原因となった心の在り方を探るサポートをし、生活意識を改める環境を提供します。私たちは治療をするわけではありません。
大切なことは、その人自身が「心の免疫力」を身につけることです。問題事から自らの心を見つめ、成長していくファミリーの生活に触れた人たちは、元の職場や家庭に戻って何か問題事に遭遇しても、心をきちんと保ち、健康な日々につなげていくことができるようになります。
■病気とは
病気とは気が病むと書き、その原因は気の滞りにあり、
生命のバランスが崩れた(生命が響き合わない)状態である
=「病気の響き」の状態になっている
例)癌の響き・うつ病の響き・糖尿病の響き
■健康とは
健康とは元気なこと
=元の気(響き)の通りにあり、互いの個性が響き合いながら、連鎖し循環すること
=「健康の響き」の状態になっている
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自然療法プログラムのご相談は、面談を基本としております。その際ご本人様と、出来ましたらご家族の方にも同席していただきます。まずは、下記までお気軽にお問合わせください。
特定非営利活動法人ぐりーんぐらす
〒419-0302 静岡県富士宮市猫沢238-1 おひさまハウスひまわり
TEL:0544(67)0485 FAX:0544(66)0810
E-mail:green★npo-greengrass.org(★を@に変えてください) 永山比登美
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